網膜 剥離 症状

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【ドクターマップ】早期発見なら通院治療も可能！？網膜剥離の症状・原因と手術など治療法

網膜剥離（もうまくはくり）とは• 手術後 網膜剥離（もうまくはくり）とは 網膜は目の中にあるフィルムの役割を担っており、網膜色素上皮（もうまくしきそじょうひ）や神経網膜（しんけいもうまく）を合わせて、10層もの膜から構成されています。 目は水晶体（レンズの役割をする場所）を通った光を、網膜で電気信号に変換します。 そしてその情報を脳に伝えることで、物を識別できる仕組みになっているのです。 この網膜の中でも 網膜色素上皮細胞と神経網膜の間がはがれやすく、加齢や衝撃になどによって剥離する状態を網膜剥離と呼んでいます。 また、目の中にある硝子体（しょうしたい）と呼ばれるゼリー状の部分が年齢とともに液体になり、それが揺れた勢いで網膜が引っ張られて破れてしまうことで、網膜剥離になる場合も。 網膜剥離の種類と原因を見てみましょう。 網膜剥離の 原因 網膜剥離は網膜が破れているか否かによって、大きく、 「裂孔原性（れっこうげんせい）網膜剥離」と 「非裂孔原性網膜剥離」に分けられます。 裂孔とはつまり「穴」のことで、裂孔原性網膜剥離は網膜に穴が開いて破れている状態。 硝子体が液化して揺れることで、勢いがついて網膜がはがれてしまったり、老化で網膜が縮むことで破れたりするケースです。 一方、非裂孔原性網膜剥離は、網膜自体は破れてはいません。 非裂孔原性網膜剥離も何らかの原因で目の中の体液が溢れることではがれる 「滲出性（しんしゅつせい）」のものと、眼内の増殖膜や硝子体などに引っ張られてはがれる 「牽引性（けんいんせい）」のものとに分けられます。 牽引性は 「糖尿病網膜症」、滲出性は 「ぶどう膜への炎症、眼内腫瘍（がんないしゅよう）」などがあるときに見られる網膜剥離です。 ここからは、裂孔網膜剥離と非裂孔網膜剥離の違いについて、より詳しく見ていきましょう。 網膜が破れ、そこに液体が入ることで徐々に網膜がはがれていき、最終的にはすべてがはがれてしまうため、適切に処置しないと失明してしまいます。 裂孔原性網膜剥離の原因：強度の近視 裂孔原性網膜剥離は、 遠視や目が良い人よりも、強度近視の人により多くみられるもの。 裂孔原性網膜剥離の原因：遺伝・外傷性網膜剥離 また、スポーツなどで目に強い衝撃を受けたことによるものや、遺伝によるものも 「外傷性網膜剥離」という名前で裂孔原性網膜剥離に分類されます。 網膜 剥離 症状 非裂孔原性網膜剥離は、 重度の糖尿病網膜症やぶどう膜炎などでよく見られます。 非裂孔原性網膜剥離は裂孔原性網膜剥離とは原因も違いますが、経過も人によって様々なのが特徴です。 発症する場合は片目のみで、網膜の毛細血管に何らかの病変が起きることで浸出液が漏れて起こります。 剥離が黄斑部（おうはんぶ）まで達すると、急速に視力を失うので、早期の治療が重要です。 ぶどう膜炎などにかかった場合にもよく見られます。 これによって網膜と硝子体がくっついてしまい、膜が縮むことで網膜を引きはがしてしまうのが牽引性網膜剥離です。 この場合は、網膜に裂孔はできません。 網膜剥離の 症状 網膜剥離の初期症状は、蚊が飛んでいるように見える 「飛蚊症（ひぶんしょう）」や、視界の端に光のようなものが見える 「光視症（こうししょう）」が代表的です。 剥離場所によっては、自覚症状がない場合もあります。 網膜剥離が進行すると視野が狭くなったり、視力低下したりして、最終的には失明にいたるので、眼科の病院での治療は欠かせません。 自覚症状（初期症状：飛蚊症、光視症） 網膜剥離の初期症状で飛蚊症を発症している場合は、 「後部硝子体剥離」が疑われます